大林宣彦によるこれ以上ない程のど直球なラブストーリー
転校生のセリフリメイク あの大林監督が?
そんな必要ないでしょ そう思って観ていたらビックラ仰天させられました。
お年を召して説教臭さはありますが、もう才気バシッています。もうグレートです。
思春期の男とオンナが入れ替わり成長を遂げると言う青春物の傑作転校生に
生と死と言う重たいテーマをぶち込んできました。普通ならこんな事したら失敗になります。余計な事しやがってとそうなるのです。でもそんな生と死を受け入れてこそ
愛なのだと喝破して見せた事により物の見事にこの作品は誰も予想できないビヨンドへと観るものを連れて行ってくれるのです。
誰かを真に愛するとは?
お互いの身体を受け入れ 心を受け入れ
環境を受け入れ そして生も死も受け入れ
その人の世界!何よりも物語を受け入れる事なのだ!とこの作品は訴えているのです。主人公の2人は少しずつそれを成して行き最後に2人の生と死をもってそれを完結させます。これ以上ない程の愛の物語
恐れ入りました。
真に人を愛した時 生と死も怖がるものなんかじゃないのかもしれませんね
その人の物語はいつだって続いていくんだ。それを受け入れたのならその人は心の中で生きていくのだ。そうなのだ!
死んだ人は心の中で生きていくとはこう言う事だったのだ!あぁ愛するとは素晴らしい!愛無くしてはこの世界は実に恐ろしいものじゃーないか!あぁ監督ありがとう!
やっぱり監督は素晴らしいですね
メッセージがぶっ飛んでいます。
ドスンとね
それ故か映画的な作りで言えば少し雑なところもあります。まぁそんな事は重要じゃないのかもしれませんが…
最高でした。