床ずれ

新しい人生の床ずれのレビュー・感想・評価

新しい人生(1966年製作の映画)
4.5
漁村の労働者たちの描き方は、アニエス・ヴァルダの『ラ・ポワント・クールト』を彷彿させるが、ヴァルダよりも暗く、鬱っぽく、病んだ身体表象からは、むしろタル・ベーラのような重厚ささえ湛えている。1965年の時点で誰の真似でもない独自の映画のスタイルを築き上げたローシャ凄い。「新しい人生」というタイトルだが、そのまま「新しい映画」に名詞を置き換えてもいいなとさえ思った。
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