がちゃん

ロシュフォールの恋人たちのがちゃんのレビュー・感想・評価

ロシュフォールの恋人たち(1966年製作の映画)
4.0
とにかく楽しくてゴキゲンになれること間違いなしのジャック・ドゥミ監督のミュージカル。

年に一度行われる祭りのイヴェントにやって来た旅回りの男二人。
姉は音楽家の卵、妹はバレエ講師の双子の姉妹。
空想の女性を理想の女性としてあてもなく追い続ける水兵さん。
ちょっとした行き違いで別れることになってしまった中年夫婦。
アメリカの人気作曲家などなど、多彩な人物があやとりのように交錯してはすれ違う。

演じるのが、カトリーヌ・ドヌーヴ、ジーンケリー、ジョージチャキリス、フランソワーズ・ドルレアック(ドヌーヴの実姉)、ジャック・ペラン、(ニューシネマパラダイスで成長したトトを演じた人です)、という豪華版なのがうれしいじゃないですか!

モダンバレエとタップの融合。
踊りもスマートで、ジーン・ケリーは得意のタップを見せてくれる。

色彩も見事で、これはセンスだなと思った。

好きな音楽家はという問いに、『モーツァルト?バッハ?ミシェル・ルグラン?』なんて楽屋落ちを入れてくるのも微笑ましい。

ラストの処理も鮮やかで、とても喜んじゃいました!

ジョージ・チャキリスも好演、ロシュフォールの街に行きたくなりました。

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