登場人物は、老夫婦二人だけ。
純朴に政府を信じている二人。
第二次世界大戦の思い出話や、日常生活の何気ない話をして、
毎日暮らしている。
近く戦争が始まるという。
今回は、核爆弾が使用されるということで、老夫婦は政府が発行した核シェルター(実に粗末)を作製する。
ついに爆弾が投下された。
田舎に住むこの家にも光が届いた。
相変わらず、日常的な会話を続ける二人。
が、次第に症状が現われる。
政府が救援隊を送ってくれることをずっと信じている二人・・・
これは、意識して老夫婦の核の無知を演出しているのだろうか。
多分、そうであろうと思うが、我々被爆国の日本国民としては、やっぱり甘い描写であると思わざるを得ない。
物語は実にしみじみとしていて、感動的。
特に後半の症状が現われてからの夫婦のいたわりあい。
そこをクローズアップしてみると、いい作品でしょう。
しかし何度もいうようですけど、被爆国である日本国民が、英国民と同じように感動できるのかな・・・
今日の記事は、ちょっと天邪鬼かもしれません。
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