Sari

ロシュフォールの恋人たちのSariのレビュー・感想・評価

ロシュフォールの恋人たち(1966年製作の映画)
5.0
2020/10/08 シネマスコーレ 再見(二回目)
【ミッシェル・ルグランとヌーヴェルヴァーグの監督たち】にて

この映画をリバイバル上映で初めて観たのが1992年頃。
私のフランス映画の原点とも言える映画。
劇場で観て以来再見しておらず、28年ぶりに改めて観てみると、すっかり詳細を忘れていたことが判明し月日の流れを実感。
恐ろしい…
しかし、オープニングのダンスと共にあのミシェル・ルグランのテーマソングが流れ始めると、鮮やかな感動が再び洪水のように押し寄せて…
昔は泣けた記憶はなかったはずなのに、ラストに向かうにつれて様々な思いで涙溢れてしまいました。
映画は夢を与えるものであるということを思い出させてくれる、そしてルグランの胸を打つ美しい音楽が永遠に色褪せない私の心の一本です。

ドヌーヴとドルレアック姉妹はいうまでもなく、ミシェル・ピコリ、ジーン・ケリー、ジョージ・チャキリスなどの豪華キャストの素晴らしさ。
中でも『ニュー・シネマ・パラダイス』の若きジャック・ペランが歌う「マクサンスの唄」が切なく美しい。
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