菩薩

ロシュフォールの恋人たちの菩薩のレビュー・感想・評価

ロシュフォールの恋人たち(1966年製作の映画)
3.9
確かに銀シャリ鰻君がかつて「重子」の名を持つ女子に告白してフラれたらしいから、ヘンテコ苗字が人の人生を狂わせるなんて話は往々にしてあるのかもしれない、どうせならマダム・ダム弾とでも名乗りながらINUでも聴けば良いのに。減少どころか悪化の一途を辿っている歩きスマホ問題、スマホくらいであればまだ肩と肩をぶつけて「んあっ!?てめ何中だコラっ!!!」くらいで済むだろうが、流石に楽譜を見ながらの車の運転は危険運転致死傷罪に問われる可能性が高いから絶対に真似しない方がいい。もはや何色と呼ばれているのか分からないきゃりーぱみゅぱみゅめいた色彩もさることながら、ちはやふるの広瀬すずをも凌駕するドヌーヴ姉妹の毛量が着実に、だが確実にハゲ始めている身としては羨ましすぎてしょうがない、毛先を遊ばせておきたい人生だった。散々平和ムードでお送りしてきた中に突然バラバラ殺人ぶち込んで来るあたりで一回戦慄が走るが、おそらく佐川一政はこの作品の影響で15年後パリで人肉事件を起こしたのだと思われる(嘘です)。何はともあれ「踊り過ぎじゃない?」なんて思わなくもないが、運命はいつもあなたの前を紙一重で歩いているなんてメッセージは素敵やんと思うし、カーテン一枚越しくらいだったら本気出せば透視できるし、双子姉妹との乱交なんて…フレンチは破廉恥が過ぎる。結局ドヌーヴ姉妹よりジュヌヴィエーヴ・テニエがかわいい。
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