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ロシュフォールの恋人たちのmasahitotenmaのレビュー・感想・評価

ロシュフォールの恋人たち(1966年製作の映画)
3.5
「シェルブールの雨傘」でコンビを組んだ監督ジャック・ドゥミ、音楽ミシェル・ルグランによるフランス製ミュージカル。
カトリーヌ・ドヌーヴと姉であるフランソラワーズ・ドルレアックを主役に迎えた魅惑作。
「雨に唄えば」のジーン・ケリーと「ウエスト・サイド物語」のジョージ・チャキリスなど共演者も豪華。
原題:(仏)Les Demoiselles de Rochefort、(英)The Young Girls of Rochefort(1967)

フランス南西部の港街ロシュフォール。
双子の姉妹、音楽家のソランジュ(フランソワーズ・ドルレアック)とバレリーナのデルフィーヌ(カトリーヌ・ドヌーヴ )は、パリで成功することを夢見ながら、理想の男性を待ち焦がれていた。
また、カフェを営む母親イヴォンヌ(ダニエル・ダリュー)は、10年前に別れた恋人の面影を抱き続けていた。
年に一度の海の祭り(Fête de la Mer)を2日後に控えた金曜日の朝、町にイベントのトラックがやってくる…。

そして、3人の女性に、
・イベント屋で、オートバイの曲曲芸師のエチエンヌ(ジョージ・チャキリス)とビル(グローバー・デール)の二人組、
・アメリカ人からやってきた音楽家アンディ・ミラー (ジーン・ケリー)、
・理想の女性を求める画家で、除隊間近の水兵マクサンス ( ジャック・ペラン)、
・最近町にやって来て楽器店を開いたシモン・ダム( ミシェル・ピコリ)、
・画廊を営むギヨーム(ジヤック・リベロル)、
・姉妹の年の離れた弟=母の息子、ブブ(パトリック・ジャンテ )
・ビルおじいさん(グローバー・デール)
・カフェの客、デュトル(アンリ・クレミュー)
などが絡み、
月曜日の朝にトラックが帰っていくまで、3日間におこる"めぐり逢い"が、鮮やかな色彩、楽しいムード一杯の歌とダンスで描かれる。

歌は「Chanson Des Jumelles」 (双子姉妹の歌)が印象に残る。
なお、登場人物の歌は吹き替えだが、ただ一人ダニエル・ダリューだけが自分の声(二曲)。
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