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暗殺のオペラのmikuのレビュー・感想・評価

暗殺のオペラ(1970年製作の映画)
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ここではみんな友達!などとほざくじいさんや、道を聞いても歌ってばかりで答えないじいさんなど、冒頭から出てくるのは狂った人間たち。初めて見たときは、アトスパパは自ら英雄になるために死を選んだのだと思っていたけれど、実は裏切られただけのようにも見えてくる。真相はよくわからない。こんな狂った街の物語なんて正しく理解できない方がいい。そして私たちもまたタラからは出られなくなってしまうのだ。実に不条理だ。
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