暗殺のオペラの作品情報・感想・評価

「暗殺のオペラ」に投稿された感想・評価

yuko

yukoの感想・評価

3.5
2019.5.27 ディノスシネマズ札幌劇場

冒頭、タイトルバックの絵画から美しくて印象的。
とにかく映像が美しいのですが、話は難解。

主人公と父親役を同じ人が演じてるので混乱する。赤いバンダナで見分けよう。
しかし周りの人々も現在と過去同じ人が演じていて、そちらは老けメイクも若メイクもない不思議さ。

あと関係ないけど、スイカを食べるシーンがやたら多い。
食べる量もすごい。小玉とはいえ、2人で一玉とか。

ラストのゾッとする感じが良い。謎は残るけど。
えび

えびの感想・評価

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ゔー…すっごくおもしろかった…。
『暗殺の森』のように心にジュッと焼印を押されたかのような痛みは感じられなくとも美しい映像と緊張感のあるオペラ音楽が絡みついてサスペンス作品としてさすがのクオリティ。
イタリアの鄙びた田舎町。30年前に暗殺された父のかつての愛人に呼び出された青年は父暗殺の真相を探っていく。
反ファシストで英雄であるはずの父。町の人間は「みんな友だち」と口をそろえるのに敵意むき出し。町には老人ばかりだしホテルの子どもは不気味だし、じわりじわりと精神を蝕まれていく感じ。こちらまで迷い込んでしまったかのよう。
画面サイズがワイド狭めであっち側まで見たいのに、と焦らされむずむず。そして劇場でのシーンは一度もオペラを映さないのね、ずるい!もどかしい!
ベルトルッチ監督、やっぱりすごい!
yadakor

yadakorの感想・評価

3.0
このパッケージだとずいぶん色彩豊からしく思えるけど、VHSだと彩度が高くなく、なんとなくぼやけてる
イタリアの田舎町が舞台のわりに、音楽と映像をゆっくり楽しむというより肩上のアップでの会話が多く、ちょっと期待はずれ
aymm

aymmの感想・評価

3.9
DVD化されていない、ベルナルド・ベルトルッチ監督作品。

イタリアの田舎町に、父親の死の真相を明らかにするために訪れた青年。
ファシストに対抗する父の昔の姿を追う中で、予想だにしない結末に導かれていく、、

原色の華々しい景観が絵画のように美しい!ワンシーン毎に芸術的。

個人的に気になったのが、現在の場面と回想シーンを区切らずに描いているところ。
父親を探す青年が一人二役して、10年以上過去のシーンを、周りのキャストも含め若メイク等せず、そのまま演じているのが奇妙な感じ。


イタリアの夏!エリオとオリバーがどこかにいそうな気がしてしまう…。
papikO

papikOの感想・評価

-
映像美。

息子と父親が同じ人だから
わかりづらくて、
正直
哲学的だから苦しかった…

歴史を学んでおかないと半分も理解できない
映像美。最初から綺麗
暗殺の森がちこ的には興味深かったからか期待しすぎてか、面白かったけどそこまでのめり込めなかった
息子アトスとお父さんアトスが同じであれどっち?って混乱しちゃうけどその時間の隔たりみたいなのを感じないところが面白かった
『暗殺の森』もだけど語り口が苦手でイマイチ入り込めない。ただ画はやっぱり凄くて観れちゃう。
青山

青山の感想・評価

3.8

北イタリアの田舎町を訪れた主人公。
反ファシズムの活動家だった彼の父は、30年前にこの町で暗殺された。父の愛人だった女は主人公にこの暗殺事件の真相を突き止めてくれと依頼する。
主人公は父の同志だった肉屋、映画館主、教師の3人に接触し、当時のことを探っていく......。


初ベルナルド・ベルトルッチ。名前の語感が良い監督です。
本作はどうもテレビ映画として制作されたみたいですが、テレビで観るにはもったいないような映像美が楽しめました(つっても私もテレビで観たわけですが......)。

暖色が目立つ絵画が並べられるオープニング、からのイタリアの田舎町の寂れてるけど南国っぽい異国情緒あふれる風景がもう最高で、この時点で映像には早くも心奪われてしまうわけでした。なんというか、連休の初日のお昼にまどろみながら観たい感じの風景。

で、カメラワークとかの詳しいことは分かりませんが、すぅ〜っと流れるように現在と過去を行き来する撮り方も面白いです。
主人公と父親は服装でどっちがどっちか分かるものの、他の人たちは現在も過去も同じ姿。だからなんというか、主人公が町の人たちの話を聞きながら父親の過去を追体験しているような、そしてそれを観ている私がまた追体験するような、不思議な感覚になりましたね。

そして、ストーリーも、映像よりは遅効性ですがじわじわと引きつけてくれます。
なんせ現在と過去の行き来こそ最初はわかりづらいものの、主要登場人物は父と愛人と同志の3人くらいなものだし、提示される謎は「父の暗殺の真相は?」という、ミステリーとしてはかなりシンプルな作りですから、分かりやすくて良いですね。
その分、テーマの重さや町の人たちの態度の不穏さで深みが出てくるので「シンプルすぎてつまらない」ということもなく、良い塩梅です。

明かされる真相もまたすごい。
シンプルな話だけになんとなく読めてはしまうものの、それでも解決シーンのシルエットを使った演出などイカしてますし、意外性がありつつ物語のテーマを深めてもいてミステリとしても上質な真相だと思いますです。
そして、驚愕の真実を知ってしまった主人公の最後の選択と、不穏な余韻の残るラストシーンも印象的。音のないエンドロールがまたその印象を強めていきます。大きいテーマのようでいて、個人の内面を抉り出す非常にパーソナルな話でもあるような、不思議な魅力のあるストーリーでした。


あと、どーでもいいけど蚊取り線香って外国でも使われてるんですね。びっくり。
どく

どくの感想・評価

3.7
色彩が鮮やかで美しい
世の中には知らなくてもいい真実があると感じた
ptale

ptaleの感想・評価

4.2
正直に言うと話自体にはさほど興味をそそられなかったが、どこまで深みをもって感じ取れるかは完全に観る側次第。英雄であることへの固執と個人の思想の揺らぎ。内からも外からもかけられた圧力によって輪郭が消滅していく。物体が凄まじく発色している鮮やかな画面に見惚れる。そしてゾクっとするような町人の気味悪さ‥。
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