ZUSHIO

ブリッジのZUSHIOのレビュー・感想・評価

ブリッジ(2006年製作の映画)
3.5
一昔前の、問題作ドキュメンタリー。
ゴールデン・ゲートブリッジから自殺する人々を望遠で淡々と撮影し、遺された人々からのインタビューで繋いでいく「だけ」の映画。
想田和弘監督の「観察映画」ほどではないが、敢えて自殺に対しての倫理的な裁きはせずに、そこにある「リアリティ」を我々に見せ、そして考えろと突き付けてくる。
哲学的に「生きるとは?」「死とは?」といったことを考えずにはいられなくさせるという意味では、優れた映画であると思うが、やはり身近に自殺した人がいた人や、精神的に余裕のない人にとってはかなりつらい映画であることは間違いないだろう。
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