ブリッジの作品情報・感想・評価

ブリッジ2006年製作の映画)

THE BRIDGE

製作国:

上映時間:93分

3.0

「ブリッジ」に投稿された感想・評価

TSUBASA

TSUBASAの感想・評価

2.9
【世界一の自殺名所】67点
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監督:エリック・スティール
製作国:アメリカ
ジャンル:ドキュメンタリー
収録時間:93分
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日本ではまず作れない超問題作。生の自殺を扱った映画なんて世界広しと言えども今作くらいではないでしょうか。実際あまりにもショッキングな映像であるため、公開禁止になった地域もあったそうな。そして監督に浴びせられた言葉が、「なんで観察してるだけで助けなかったのか」というものです。監督としては、この映画を撮ってる最中に6人は助けられたとのこと。いずれにせよ、世界中でタブーとされる自殺に焦点をあてた数少ないドキュメンタリーと言えます。

舞台はサンフランシスコのゴールデンゲートブリッジ。1930年代に完成したこの橋の全長は約2700m。ちなみに世界一長い吊り橋は我が国の明石海峡大橋で約3900m。少し古いですが、フルハウスのオープニングでも登場する有名な橋です。ところがこの橋はもう一つの顔を持っており、なんと世界一の自殺名所でもあるのです。今作のデータによると、2004年に自殺した人数は24人。そして驚くことにその自殺を実際に行なった人を今作はバッチリと捉えてしまってるのです。自殺未遂で終わる人もいますが、止めに入るシーンなどもリアル。人の一生の最期が収録されているわけですから只事ではありません。日本では間違いなく撮られない。しかし、日本も有数の自殺大国であるため他人事ではありません。

今作の大半は遺族のインタビュー。その中で印象的だったのは、自殺を試みたものの奇跡的に助かった若者の話。彼は飛び降りた直後に本能的に「生きたい」と思ったそうです。まるで三途の川を渡ろうとして見事現世に戻ってきた人の話を聞いているかのようでした。誰だって生きたい。でもそうさせない環境がこの世の中にあるのです。自殺を行う生物なんて人間くらい。そもそも人間以外の動物は「死ぬという未来」を知らないそうです。この人間ならではの異常めいた行動を起こさせているのは「社会」です。社会的動物である我々人間に自殺というものは切り離せないのか。何たる悲しき事実なことよ。

と、とにかくショッキングなドキュメンタリーです。亡くなられた全ての方にご冥福をお祈りしたいと思います。
🎥🎦🎬
ショッキングな映像ばかりで、精神的にかなりキツかった。
生きていれば「死にたい」とか思う時が多かれ少なかれみなさんあると思う
でも、だいたいそんな考えはすぐに消えて通常の日常に戻るのが普通。
でも、ここに出てくる自殺者は、そういう気持ちに四六時中悩まされていたんだなぁって思うと想像を絶するような苦しみだったのが伝わる
心の末期ガン。で、彼らは安楽死を選んだんだなぁと。
でも、残された遺族や友達のインタビューを見てるとやっぱりやるせなくなる。
友人を失った悲しみに涙ながらで語る男性。
自殺は周りの人を苦しませるだけってのは明確。


多分、ここに映ってた人達の多くは
「はい!5000万あげるよー!はい!ハワイとかでのんびり暮らしなよー!」
ってなっても結局はどこかで自殺するような末期な人ばかり。
彼らにとって、橋から見える海は天国に見えたのかなぁ。
どうにかして救えなかったのかな。

とにかく、人間の最後の瞬間が次々と映し出されるとてもとてもショッキングな内容なので注意。

すんなりと身を投げる人もいれば、ずーっとずーっとウロウロしてて葛藤してる人もいたり。ウロウロしてた人は最後まで、やっぱり生きようか頭をフル回転してたのかと思うと、、、なんかもうすごく辛いね。
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生還者のインタビューも生々しくて、亡くなった人の中には飛び降りてる最中に「やっぱり死にたくない!」って思い直したけれども結局は死んじゃった人もいるのかなって思うとそれはそれでまた悲しくなった。
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単なる 自殺だめ!っていう作品ではない社会派ドキュメンタリーだった。
C

Cの感想・評価

3.5
見知らぬ誰かが、本当に自殺した瞬間を見るのは初めてでした。

前々から自殺する人の心理や行動に興味があったため、この映画を知って、絶対見ると決めていました。

「落ちた!!死んだ!」

最初こそ衝撃でしたが、何人も飛び降りていくうちに、慣れてしまう自分がいました。
飛び降り方にもみんな個性がありますね。
立ったまま後ろから飛び降りた彼はかっこよかったです。

この24人の自殺をどう捉えるか。
いつか見た映画として、忘れてしまうのか。
それはなんというか、あまりにも、勿体無いですね。
サンフランシスコにあるゴールデンゲートブリッジ、観光名所だが実はもう一つの側面がある。
「世界最大の自殺の名所」
映画撮影時までに1300人以上が自殺で亡くなってるそうだ。

2004年から2005年までの1年間橋を撮り続けこの作品には24人が海面に向かって飛び込む様子が映っている。

当然ながら「なぜ“観察”するだけで自殺を止めなかったのか」というような批判も多かったこの映画。
監督は「誰かが柵に足をかけたらすぐに管理局に電話をする」というルールは絶対とし、結果6人の命は救えたと言います。

この映画において「飛び込む映像」は観客に自殺という行為を生々しく感じさせるために必要だったんじゃないかなと思います。
本当に重要なのは、遺族へのインタビュー部分。
その映像の後に来ることで一言一言により重みを感じる。

漠然と考える死について少しヒントがあった。
この映画が必要な人もいると思います。

考えたことが1秒すらないくせに「自殺は良くない」とか標語みたいに浅く言う奴がいるけど、もっと当人の気持ちによりそえよって思いますね。
その上で最終的に声かけてやらなきゃ意味がない、浅さは考えまくってる当人には見透かされる。
Naoya

Naoyaの感想・評価

2.5
アメリカのゴールデンゲートブリッジ。観光名所になっていると同時に、身投げが頻回に起きる自殺の名所でもあった。飛び降り自殺者と、その周囲の人たちに焦点を当てたドキュメンタリー作。様々な思いが込められ、背景があり、終局で自殺という行動に至る生々しさが描かれ、カメラでの飛び降りの瞬間も幾度と流される。本作での賛否云々ではなく、実在する出来事を一映画として伝えるという点では良作。内容なだけに娯楽性のある映画とは違うが、観て、各々が受け止める作品。淡々としているが、社会問題に正面から向き合った作品。(DVD)
カンダ

カンダの感想・評価

4.0
自殺ドキュメンタリー

劇映画と違って、特に言葉が複雑で雑味があってぼやけてる。けど、本当に人が考えていて、というもので、更に自殺者の遺族や友人という近さで、重さとか鋭さが増す。

加えて映像のインパクト。
自殺という事例の対象、橋の大きさ人の小ささ、橋との距離。

踏み込んだり、意味づけをしない、さっぱりめのドキュメンタリー。


自殺。遺族。
ドキュメンタリー。
pote

poteの感想・評価

-
自分を殺して生きていくのも自殺と思う。こういう知らされない社会にもっと向き合いたい。タブーと扱われてしまうことが悲しい。

映画にもよく出てくる
ゴールデンゲートブリッジ

そこが自殺の名所ってことを
初めて知った

ドキュメンタリー

実際に橋の上から飛び降りるシーン
救助艇の人が回収するシーンも
映っていて、なかなか衝撃

でもこれがリアルなんだと感じた

いったい何が人に
命を絶たせるのか
tmadd

tmaddの感想・評価

3.9
ゴールデンゲートブリッジで自殺を遂げる人達のドキュメンタリー。
遺族や友人達のインタビューで自殺者の人物像が浮かび上がってくる。
アメリカにあるゴールデンゲートブリッジ
観光地として知られ、多くの観光客が訪れる
だが、この橋では自殺者が後を絶たない。そんな自殺者に焦点を当てたドキュメンタリー

公開当時、実際に人が飛び降りる映像が流れるということで激しい賛否両論が巻き起こった
そりゃそうですよ。かなりショッキングな映像になってるので。

この映画で自殺を図る人は精神的な病を抱えている人ばかりで、現実から逃がれるために死を選ぶ
自殺者の近親者にインタビューをする形で、その人の過去や人間性を掘り下げていく

自殺大国と言われている日本では他人事ではない話
印象的なのは、飛び降りてなんとか一命をとりとめた青年の話。こういう話を聞けるのは貴重だと思います

この映画が何を伝えたかったのかは最後まで曖昧。白黒はっきりさせられるような話じゃないですしね
でも、死というものがどれだけ身近にあるのか。ドキュメンタリーだからこそ伝えられるものは大きいと感じました
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