出たあーー！。サミュエル・フラー監督。
朝鮮戦争。一人生き残ったザック軍曹が戦争孤児、黒人、日系２世、ハゲなどと寺院に立て籠る。
実際に戦争してきた人だから出来る細かいディテールの積み重ね。余分ともいえる黒人や日系のアメリカ兵達のおもしろコントがキャラを浮き立たせる。実際に戦場にこうゆう立場の人々がいたんだろうなと思わせる。
敵と戦うというよりも、鬼軍曹であるはずのザックが爆撃を受けて、一瞬アホになるなど人の描写に力を入れた作品。だから、ありがちなストーリーもおおっと思うところが多く飽きさせない。
ザックを助ける戦争孤児がショートラウンドと名付けられるなど、まさにスピルバーグの元ネタの映画。スピだけでなく後続の戦争映画の元ネタ。
サミュエル・フラーが偉大だとわかる一本。
