このレビューはネタバレを含みます
39条なんで3.9点で。
というのは冗談でかなり面白い映画だった。
90年代の邦画特有の暗さやバイオレンスで病んだ雰囲気が良い。
堤真一と鈴木京香の主演2人は言わずもがな脇を固める役者も皆良かった。
実際の法廷見た事ないのでリアルかは知らないけどあの慣れてるせいでわーっと喋ってて何言ってるかさっぱりわからん樹木希林の弁護士っぷりとかめっちゃ良かった。
普通映画の中だともっとハキハキ喋るじゃん皆。
映像としては鈴木京香が住む団地を捉えたロングショット、サングラス越しに海を見るシーンが特に好きだった。
またごちゃごちゃと差し込まれる過去のシーンであったり、現実か妄想か際どい演出、フラフラと揺れるカメラワーク等一々ヘンテコで面白い。