やむちゃ

セーラー服と機関銃のやむちゃのレビュー・感想・評価

セーラー服と機関銃(1981年製作の映画)
3.6
備忘録
中学2年生の時(1981年)に鑑賞。
同時上映は「燃える勇者」。
1982年の正月映画だった。

人気絶頂時の薬師丸ひろ子主演作と真田広之主演作の2本立てで、劇場は満員だった。

「野性の証明」でデビューし、「翔んだカップル」でじわじわと人気が上がり始め、前作「ねらわれた学園」で(作品の出来はともかく)大人気となった中で、本作が公開された。

主題歌も名曲。

印象的な「か・い・か・ん」のシーンのセンセーショナルさや、歌わないアイドルがはじめて唄った主題歌の話題性も相まって、大ヒットした。

原作は赤川次郎だが未読。
当時よくあった少女が成長する青春物にヤクザ映画の要素を加えたストーリーだが、今と違って余白が多い演出が特徴的(なのでZ世代の方には退屈かも)。

薬師丸ひろ子の魅力がよく引き出された作品だった。
また渡瀬恒彦の渋さや、ヤクザの子分たちの若さ、初々しさが相米慎二に引き出されていた。お得意の長回しも印象的だった。

劇中、薬師丸ひろ子が唄っていたおかげで、「カスバの女」が唄えるようになった。
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