ロメロン

裸の大将のロメロンのレビュー・感想・評価

裸の大将(1958年製作の映画)
3.8
ドリフのコントみたいで面白かった。
TVドラマの芦屋雁之助バージョンは何回か観けど、映画があるのは知らなかった。

TVドラマの「野に咲く〜花のように〜」みたいに、ほのぼのしてないから、自分は映画の方が好みかな。

山下清役は小林桂樹。
本物の山下清にしか見えないし、戦時中の差別意識のない差別に笑った。
こんなのはもう地上波では放送出来ないだろうな〜、色んな人が善意で「君は頭が悪いんだから」と言うのが笑えるw。

山下清は金も持たず放浪するので、行く先々で「母親は死にました、なので食べ物がありません」などと嘘をつき、食べ物を恵んでもらう。
そして、貰った芋を食べてから「小さいので物足りないから大きいのをください」ってw

基本はコメディー映画だけど、戦時中の日本の風景や街並み、人々の貧しい生活が見られるだけでも興味深く楽しめた。
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