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地球の静止する日のnakadaのレビュー・感想・評価

地球の静止する日(1951年製作の映画)
4.5
1951年からの警告。
このまま原子力を持って進むとよくないと至極至極真っ当なメッセージ。311から10年経ち、コロナ禍の2021年を宇宙人はどう思うのかなと思いながらの鑑賞。
出だしの光る円盤が真昼のワシントンを飛ぶ姿降りたあたりの演出は本当に素晴らしく、宇宙船ってこういうことだよ!と最近の宇宙船に全くワクワクしなかったので古い映画を観る楽しみ醍醐味を存分に味わいました。電力が止まったときのシチュエーションのマクロからミクロの描写は見事。
白人世界なハリウッドで、最後の最後で黒人やアジア人がアップで出るのはすごく志高いなと思った。
パトリシアニールが本当に素晴らしかった。彼女がこの突飛な設定にリアリティと映画的存在感を作っててこんなすごい俳優がいたんだと圧倒された。
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