アラシサン弐

ターミネーター2のアラシサン弐のレビュー・感想・評価

ターミネーター2(1991年製作の映画)
4.2
もう前作が全て布石なんじゃないかと思うくらい完成してる。
相変わらずやたらと爆発するし、やたらと窓ガラス割るけど、VFXの進化で映像の説得力は段違い。
敵も怖い。

前作で絶対的な存在だったシュワちゃんを、子供を配置したりターミネーター同士の戦いに持ってくことで、完全にヒーローにしてしまうのはお見事。
デデンデンデデンが恐怖を煽るBGMからさり気なく処刑用BGMに変わってるのも凄い。

前作は未来側が現代の時間に介入しようとするのに対して、今作は現代側が未来の時間に介入しようとするのが面白い。

後のことを想像せずになにか創り上げることをクリエイティブとする人間の行き当たりばったりさへの批判もありつつ、味方側についたターミネーターを通して、機械との共存の可能性をサラに想像させるのが良かった。
アラシサン弐

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