このレビューはネタバレを含みます
人工知能が進歩したらどうなるかということを深く考えさせられた作品。本作の黒幕とも言える人工知能「スカイネット」は合理的に思考した結果、人間を脅威とみなして人間の絶滅を目指し、核戦争を起こす。核戦争で生き残ったわずかな人間もスカイネット率いる機械軍に追い詰められて絶滅寸前の危機に陥る。そんななか、抵抗軍に再プログラムされて過去に送られたターミネーターは、ジョン・コナー少年らと触れ合っていくうちに人間の感情を学び、ジョンと人類の未来を守るために自ら消滅する。2つの高度な人工知能が、このように真逆の選択をするという点も面白いと感じた。