早いものでシリーズ6作目。バブルは崩壊し、暴対法による取締りも強まり、ヤクザを取り巻く状況の変化も感じられます。でも「俺たちは暴力団じゃない。極道だ」なんて勝手な主張、通じるわけないよ。
本作で一番気になったのは岩下志麻の精彩のなさ。まず声に張りがなく、無理してがなっているのが聞き苦しい。洋装のシーンが多く、ベッドシーンはさすがに勘弁してくれという感じもあり…。
中盤の音楽の使い方が変だったりで、草刈正雄の無駄な死に方など、気になることばかり。前作が良かっただけにがっかり感は強いです。
香港の殺し屋というジョーカーを演じるの北大路欣也がクライマックスを見せ場を作ってくれるのが唯一の救いですかね。
BS -TBSにて。