このレビューはネタバレを含みます
あまりにも観る機会がないので、誕生日を言い訳にDVDを買ってしまった〜
原田芳雄がコントしているよ〜と若干の恥じらいと解せない笑いはありつつ..
藤谷美和子があまりにもかわいい、
昔の映画でも度々見るけど、旅芸人というものにはつくづくロマンと刹那的なドラマが詰まっているのだと思う
寝盗られ、と言えども、断然余裕を示すことのできる原田芳雄は適役だと
それでもレイ子のことをこの人は心底想っているのかもしれない、と、さりげなく思わせるところまで
ともかく、愛の讃歌の歌唱後の姿にどきっとしてしまった、まるで別人だったステージ、色んな原田芳雄を見てきたつもりだったけれど、原田芳雄はどこまでも原田芳雄が滲み出ていながらどこかでその役としての圧倒的存在を感じさせるところが好きではあるのだけど、それが今回は原田芳雄でも越路吹雪でも一介の座長でもない、感情の塊、のようなものを見た気がして
それは藤谷美和子という掴みどころのなく魅力的な女性を持ってしてとも思うが
初見ではただびっくりして、鑑賞後すぐに歌唱シーンを繰り返し見たらその印象が強くなった、結局5回は繰り返して見た、、
この姿を残してくれただけでもとっても有難い
