ヒロ

爛(ただれ)のヒロのレビュー・感想・評価

爛(ただれ)(1962年製作の映画)
4.3
人間上っ面はいくら替えがきいても奥底はなかなか変わらないし、メンヘラは先天性でなく男が生産するものだということにそろそろ気付くべき、藤原礼子の生霊が取り憑いてからのあややはこの世の何よりも怖かったが、部屋の電気が一つずつ消灯されキャミソールの紐を気怠そうに外しながら田宮二郎に抱かれんとするラストの襖の向こうを想像するだけで鳥肌が立つ。ニンゲンコワイ。テンポヨスギ。

2020-53
ヒロ

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