はる

無法松の一生のはるのレビュー・感想・評価

無法松の一生(1943年製作の映画)
4.2
1943年 阪東妻三郎主演
自分史上1番古い日本映画です。
クリップしようと検索したら同じタイトルがこれ以外に3作ありました。

1958年 三船敏郎
1963年 三國連太郎
1965年 勝新太郎


有名な作品とは聞いていましたが、錚々たる面々で驚きました。

気の荒い人力車夫の松五郎(無法松)は地元で言うところの「のぼせもん」ってところかしら。
始まりは破茶滅茶な性格でしたが、ぼんぼんを助けてからの松五郎の侠気がカッコよくて魅せられました。
九州男児のイメージそのまんまだった。

時代的な問題もあって、恋心に関する直接的な描写はカットされているそうですが、あのポスターを強調させることでそれを匂わせるという手法が逆に私の心に響きました。

そして小倉の空と道路がすごく広かった。
福岡県移住組としてはもっと早く観るべきでした。

※最後に、ぼんぼんが長門裕之だって知ってのけぞってしまいました。
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