バリバリ島

ジェイコブス・ラダーのバリバリ島のネタバレレビュー・内容・結末

ジェイコブス・ラダー(1990年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

死ぬ前の一瞬 生にしがみついた長〜い夢
結末がわかった後だと中盤のサイレントヒルみたいな病院での「まだ生きてるさ」ってセリフが沁みる
戦場での記憶がフラッシュバックしている…のではなくそっちの方が現実だったってことか あまりに唐突に終わるのでビックリして置いてかれたような感覚になるけど、もう一回見返したりすると気づく面も多くて面白い 最後、拍動と共に写真が流れるシーン、本当に死ぬ間際で思い出した大事な記憶だったんだな〜…拍動の音が切れて、光が差し込む部屋に画面が切り替わった時、ジェイコブは穏やかに息を引き取ったのか…
実は死んでますよ〜ん!ホラーはシックスセンスよりこっちのが好きかも 死に間際で生に執着し、短くも長い悪夢を見たって設定も人間臭くて好き 死んでるとわかった後のカットが長いのも良いな〜…穏やかで静かな死、という感じ
軍人に薬物云々が事実かどうかは映画的にはどうでもよくて、これも結局主人公が生きることに固執した結果無理やり生まれた理由というか妄想みたいなところなのかなと思う

同じく天国の階段を登るスパイク(カウボーイビバップ)の声を当てた山ちゃんがジェイコブの吹替担当でなんか良かった 
バケモンのデザインや怖い演出も好み