このレビューはネタバレを含みます
この作品は観る人によって評価が分かれる作品だと思う。死について真剣に向き合った傑作だという人、散々振り回してそんな終わり方はねーだろっていう人、は?意味不明っていう人。
僕は3つのちょうど真ん中くらい。結論を言ってしまうと全てはジェイコブが死ぬ寸前に見た妄想と走馬灯が混じったような幻想だった。死んだ息子を思い出しながら、ヤコブの階段を上っていく、すごく感動的だ。
しかし、死にかけてるくせに政府の陰謀とか占い師とか精神病院とか妙に頭が冴えてないか?走馬灯はわかるけど死にかけてる人間がこんなに色々想像できるだろうか?アドレナリンのおかげかな?ちょっと僕がひねくれ過ぎなのか…
『マルホランド・ドライブ』的な映画だけど、やはり『マルホランド・ドライブ』には全てが一歩及ばずって感じだった。