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死霊のえじきのsavageのレビュー・感想・評価

死霊のえじき(1985年製作の映画)
5.0
34年振りに劇場で鑑賞。
2019年に観ても最高過ぎでした!
むしろ年取った今の方が、各キャラの主張や考えが汲み取れて面白かったです。
まさに一生付き合えるゾンビ映画!

これからかなり長文です…。
好きな方だけ読んでください……

今や映画、ドラマ、ゲーム、マンガに欠かせないゾンビ。そのゾンビシステムを開発したロメロ御大のゾンビ映画3部作のラスト作品(ロメロにはノーベル賞あげてもいいと思う)。
公開当時はかなり批判されてました。
まあ、前2作品のナイト、ドーンが映画史に残る傑作でしたからね…。
この作品、地下シェルターを舞台にほぼ7割が会話劇なんですよ。
まあ派手さもないし、閉塞感いっぱいの映画です。
けど人間の弱さ醜さ、極限状態での行動の演出などは抜群です。そしてかすかな希望を持たせるとこも好きですね。

★以下、素晴らしい点です
・ゾンビの演技がなぜか全員上手い!
・不安と緊張感をあおる音楽がグッド!
・オープニングの終末感が素晴らしい
・ほとんど無意味なゾンビの研究
・とにかくグロい…。これは80年代だから出来た⁈
・個人的にリックルズの最後が印象的。あんな状況じゃ笑うしかないよね…
・セリフもいちいちカッコいい!
「楽園に連れて行ってくれよ!」しびれました…。
・ラストも完璧!なによりも曇り空なのが素晴らしい!

カリコレで鑑賞。もう一回観ようかな…
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