スラバヤ

東京市街戦のスラバヤのレビュー・感想・評価

東京市街戦(1967年製作の映画)
4.0
 女優の使い方は上手くないし、銃撃戦はもう少し迫力のあるものに出来るだろうとは思う。しかし、小池朝雄が女を撃ち殺すアバンからショットガンで物を壊したり石を投げつけるなどの暴力描写は素晴らしい。

 刺殺の際に入る接写気味のアップや小池朝雄が机上の物を下に落とすアップ、こう言った部分のアクションは上手いが、それを引きのアクションと繋げるのが上手くいってないせいでぎこちなく感じる。

 他の人物造形が類型的なのに小池朝雄だけ異様に凶暴なギャングを演じている。殺し屋に動じず煽って見せる所なんか狂気じみてて最高。
 
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