思い出しレビュー!
当時地上波で鑑賞。
もともとは
『世にも奇妙な物語』の
姉妹番組に『ifもしも』という
オムニバスドラマがあって、
スタッフもほぼ変わらず、
ストーリーテラーもタモリさんが
引き継いだ形のドラマで、
その中の第18話の回で
放送されたのが初披露でした!
他の回とはまるで違う雰囲気や
ドラマの作り方、そして当時
珍しい手法だった青みがかった
映像で話題が話題を呼び✨
以来、単独映画やアニメ映画にも
なった岩井俊二監督の出世作!
アニメ版は…(評価も低く⤵️)
今のところ鑑賞予定なしですが💦
これは当時楽しく鑑賞しました!
『ifもしも』は大好きで(..›ᴗ‹..)💕
でも今までの回とまるで違う作風に、
当時はだいぶ戸惑いながら
観てましたが💦
なずなを演じる奥菜恵ちゃんの、
子供ながらに色気ある演技、
子供ながらに大人になるしか
なかった家庭事情や複雑な心内の
表現力は素晴らしかったし✨✨
だんだんこの色彩映像と
世界観にハマっていきました❣️
大元のドラマのテーマでもある
【AかBか】という選択肢も
自分で選ぶものではなく
「男子2人の水泳勝負の勝敗」
が分岐点。
今までの回のように
Aが終わったらB、という
直接的な分け方ではなく、
区切りをあえて曖昧に
表現されていたような…
その独特な2パターンの描き方も
魅力的でした( ᵕ·̮ᵕ )♡
また、【恋愛】を扱う作品
でありながら登場人物が
【小学生】ということもあり
〝気恥ずかしさや虚勢〟
みたいな小学生男子特有のリアルさと、
その比較対象となるなずなもまた
「駆け落ち」「夜の仕事」など
いちいち大人びた言い回しで
自分を不器用に身に纏っている
感じがあり、小学生ならではの
〝好き〟という感情への
まだどことなくあどけなさが
うまく表現されていました。
(アニメは【高校生】に設定替え。
高校生の恋愛物語だと無難な気が
してしまい、なんだか残念…💦)
また、タイトルにもなっている
花火の行方は・・・
ここもいろいろ
考えさせられました。
これをきっかけに岩井俊二氏を知り、
当時は『スワロウテイル』
『FRIED DRAGON FISH』『PiCNiC』
なんかはだいぶハマって何度も観ました✴️
短編集も好きだったなぁ💕
後はネタバレで。↓
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【以下、ネタバレ】
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●子ども達の議論虚しく、
結果「下からでも横からでも」
同じ丸い形の花火でした🎇…
でも全く同じ形に見えていても
「誰と見るか、どんな経緯で、
どんな状況でどんな雰囲気か…」
によってもまるで違うものを
見てるかのような…
物語に出てくる2人の男の子も
同じ花火を違う印象で
見ていたんだろうなぁ、
と思うと感慨深い🤍
さらにはこれ、
2人の男の子がそれぞれの場所で
花火を見ているシーンが
同時に流れてたように記憶してるのですが、
(おぼろげなので違ってたらすみません💦)
果たしてそれが
同じ時間での花火なのか
分岐された世界でのそれぞれの花火なのか
あえて明確にしない演出で
この辺の見せ方も面白かった気がします⚡️
(..›ᴗ‹..)❁⋆*⋆ฺ。*