今作もオーティネンが魅力的に撮られている。
裏切られることが怖くて期待しないように振る舞いながらも期待してしまう素振りに、心の底から応援してしまう。
脇役が皆魅力的で、特に施設長のおばさんがよい味を出している。登場時とキャラが一変、圧巻のボーカルに笑った。
いつになく作劇が強く、特に半グレに絡まれた時に主人公と交流のあったホームレス達がゾロゾロ集まってくるシーンなどご都合主義（ご都合主義は映画における美徳の一つだと思います。）なのだが、少年漫画的痛快さに快哉を叫んでしまった。
オーティネンの幸せそうな微笑みにこれまた快哉！
