えり子

幻の馬車のえり子のレビュー・感想・評価

幻の馬車(1939年製作の映画)
3.8
フランス映画コレクションの一作。
戦前の作品ですが普遍性があります。
救世軍。
マリー、ベルのエディットが美しい。
あれ程、ダメな男を救おうとするなんて、そして若死にする。
ルイ、ジューベが最初と最後に出てきて得?な役です。
キリストがいたのは信じるけど、神はとても信じられない。
人間が発明した妄想かと。
何故って、あまりにも現実世界は、人も出来事も理不尽だから。
神  何処にいるの?
いじめっ子やサディストが幸せに暮らし、被害者は自殺している。
熱心なカトリック信者だったデュヴィヴィエは、ペシミズムの強い、映画を作った。神を否定するような。
でも、この作品エディットの「神様、ありがとう」で終わるのね。
えり子

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