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レオン 完全版のaimoのレビュー・感想・評価

レオン 完全版(1994年製作の映画)
5.0
はじめて見たのは、20代前半のころ。その後、DVDを購入し、繰り返し鑑賞。

マチルダ役のナタリー・ポートマンの繊細で感情豊かな演技、麻薬取締官役のゲーリー・オールドマンの狂気じみた演技、最高である。
最初レオンがマチルダに抱く同情の感情が、親子の情、そして(純な)愛情の交じり合った複雑な感情に移っていく様は可笑しくもありせつない。

エンディングのスティング、涙が自然にあふれてくる。

この映画を見ていつも考えるのは、レオンはマチルダと出会って幸せだったのか、否かである。
感情は人が豊かな人生を歩んで行くために必要なものであるが、時に感情、特に愛情、は人生を狂わし自分を見失わせる。

日曜日夕方の映画館。若い人たちも多い。ラストの方ではすすり泣く声が聞こえる。
世代を超えて良い映画を共有できて少しうれしい気持ちになる。
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