「最後の戦い」「サブウェイ」などで、なーんかイマイチだなー感が拭えなかった(?)リュック・ベッソンが「グランブルー」「ニキータ」と来てこの作品でキャリアのピークを迎えた代表作(まだ現役なのに失礼)。
監督のハリウッド初進出作品とのことでしたが、作品前半はまるで古のフランス映画かと見紛うような、美しい絵画のような場面の連続のように感じました。
内容はご存知の方も多いと思いますが
無学で純情な殺し屋のオッサンと、聡明で大人びているが家庭環境に恵まれない少女の、巷では"純愛"ともっぱら持て囃されている恋愛模様。
こちら完全版では、社会通念的に問題があるとされたシーンを22分追加して、監督が本来描きたかったものを埋め込んであるとの事でした。
いや、しかし…敢えてその、問題がある表現になるかもしれませんが、こんなナタリー・ポートマンみたいな子供…魅力的すぎるでしょう(汗)。…やばいかな?私σ(´∀`me)??
ナタリー・ポートマン自身は、子供が性の対象として見られることを懸念していたらしいですが。
ゲイリー・オールドマンの怪演ぶりは、もう恐ろしいの一言。やっぱこの人は、こーゆー役が似合いますね(でもバットマンの署長さんも良かった)。
ジャン・レノさん、「最後の戦い」から監督との付き合いなんですね。
完全版で追加された"レオンの過去"を知ってみると、より彼の人間性や雇い主との絆、街の中のレオンの立ち位置などが見えてきて、味わい深くなります。
【完全版】や【ディレクターズカット版】は、余計なものを付け足しちゃったなーなんてのも無くはないですが、「レオン」は、こっちのが好きかもです。ここは好みが別れると思いますがーー。
最後に…
ミュージシャンのスティングはこの映画の主題歌「シェイプ・オブ・マイ・ハート」が最も有名な曲として一般的には捉えられているフシがありますが…彼のファンである自分としては、いまいち腑に落ちないのでした(苦笑)。