るーと

レオン 完全版のるーとのネタバレレビュー・内容・結末

レオン 完全版(1994年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

胸がキュッと締め付けられる、とても切ない映画。傑作と言われるのも頷けた。印象に残るシーンが物凄く多い。

ナタリー・ポートマン可愛い&美しい。マチルダは、大人びているように見えてやっぱりまだ子供らしい面が多く感じられた。有名人のモノマネゲームしたり、部屋で水かけあったりして遊ぶところとか。シャンパン飲みすぎて大笑いするところとか。特にレオンとの別れのシーンは切なすぎた。
レオンはレオンで大人になりきれていない部分もあって。最初はマチルダを殺そうとしたわけで精神的に不安定かつ未熟。
それでも、マチルダがあなたみたいに優しい大人もいるんだ、と伝えたり、一緒に時間を過ごしたりすることの積み重ねで、レオンも心を開いて安定していった。
こうやって見ると、この作品を見る上で、「子供と大人」というのは1つの鍵なのかも。振り返ると、確かにマチルダの年齢関係が会話の中でよく出てきた気が。

もう1つ、「愛」もまた大きなテーマのように思える。マチルダはレオンのことを恋愛という意味で愛していたように見えたし、レオンも同じなのかもしれない。
キスすらしないのに随所に愛を感じる、しかもそれも恋愛における「愛」というのは不思議な感じさえした。年齢差だけじゃない何かがあった。
序盤のレオンは部屋にいる時のシーンをはじめ、虚ろさがあった。マチルダと出会ってから生きる喜びを感じていたというのは真実だろう。マチルダに自分の過去を話したのも、愛や信頼の証左だろう。

レビュー書いてたら、この映画の良さがさらに深まってしまったので、評価をさらに上げることにした…笑

ルーズベルトアイランドのtramway、これか!ってなった。有名な映画のワンシーンで使われた、というレベルで記憶に残っていたもの。
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