太田康裕

レオン 完全版の太田康裕のレビュー・感想・評価

レオン 完全版(1994年製作の映画)
4.5
午前十時の映画祭・町山智浩トーク付き先行上映で。
町山さんは監督のロリータコンプレックスを取り上げ、それを受けた観客が気持ち悪かったです(笑)と茶化してたのだけど、この映画はそれでも、作中誰より大人びてる少女と誰より子供じみてる男の全くベクトルの違う「愛」が交差してる瞬間の切なさがポイントだと思う。
そういう意味でジャン・レノとナタリー・ポートマンの演技の凄さに酔いしれたし、それを蹴散らすゲイリー・オールドマンの圧巻芝居。
とてつもない芝居を堪能する名作だった。