低予算映画界の名作。
子供の思考のまま大人になったLeonと、大人にならざるを得ないMatildaを取り巻く物語だが、全編を通して哀愁漂う雰囲気が好みだった。
お互い以外誰も信頼できない状況にまで追い込まれ、2人の関係性が徐々に深まっていく様子は、微笑ましさもありつつシンパシーを感じさせる絶妙な空気感だった。
大人の男性から少女へ向けた視線がロリータコンプレックスを助長するという論もあるだろうが、LeonからMatildaへの眼差しはエロを含んだ劣情ではなく、愛情だったのではないかと解釈した。
ただ、Matilda役のナタリー・ポートマンのワンシーンは、子役にやらせていいものではなかったかもしれない…
