このレビューはネタバレを含みます
①大好きなメルギブ監督作で唯一観ていなかった…避けていた映画
「 理解出来ないだろう 」と「 痛々しい 」理由から
案の定、前置きや状況説明などなく進行していき、宗教に疎い私は置いてけぼり状態。
「人々から尊敬されるようになった“ イエス ”を脅威に思ったユダヤ教の権力者たちが、嫉妬心から“ イエス ”を冒涜者に仕立て、拷問と磔で排除しようとした」
しかし、他の監督作以上にメルギブのこの映画に込める気持ちが伝わってきた。
②どんな酷い拷問や罵声・唾を吐きかけられても
「 父よ、どうか彼らをお赦しください。彼らはしていることがわからないのです 」
と、全ての罪を背負い祈る“ イエス ”
この場面では思わず涙があふれてきたが、“ イエス ”の事を詳しく知っていればもっと感じることが出来たであろう。
③磔の意味や残酷さ
鞭打ちの拷問や磔場面は思わず目を背けたくなる。
磔刑は見せしめの意味だけでなく、磔にする事ですぐ死ぬ事が出来ず、何時間も何日も苦しんで死んでいく。
当時の囚人が一番恐れていた処刑方法
2015/6/21 DVD