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ハリウッド玉手箱のkuuのレビュー・感想・評価

ハリウッド玉手箱(1944年製作の映画)
4.5
ハリウッド・キャンティーン◎



米軍兵士が名誉の負傷により帰国し与えられた休暇中に体験する奇跡の物語です

戦時中なので兵士に向けたプロパガンダ映画の要素があります
『キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー』でもキャップが国債のコマーシャル映画に出ていたな…と思い出したりしました

海外に派遣される兵士のために開かれた「ハリウッド・キャンティーン」という食堂が舞台です
この食堂のアイデアはベティ・デイヴィスとジョン・ガーフィールドによるものだそうです
実際に多くの映画関係者がボランティアで運営しショーまで披露したと聞いて驚きました

ストーリーはありきたりなラブコメですがエンターテイメントとしては質が高いと思います
あらゆる音楽や歌や踊りにコントに…カメオ出演の顔ぶれも恐ろしく豪華です
ベティ・デイヴィスとジョン・ガーフィールドはもちろんのこと当時のワーナーのスターがほぼ出演しています
ピーター・ローレを見つけた時は妙に嬉しかったです💕カーメン・キャバレロのピアノ演奏がツボです😻

ヒロインはジョーン・レスリー💕本人役です😲しっとりとした歌が魅力的でした♪

終戦前にこれだけの規模で映画製作できていたとは…複雑な思いもあります
戦後80年近く経ってエンターテイメントとして観るならば力の差は歴然でした
因みに日本での公開は大阪で1948年の4月…日本の復興スピードも驚異的だと思いました
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