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ブリキの太鼓のTenKasSのレビュー・感想・評価

ブリキの太鼓(1979年製作の映画)
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胎内回帰の欲求が果たされず、反成長を果たしたオスカルの欲求の元凶には人間の醜悪さがあって、その局地として全体主義と戦争が…。
移ろう時代の中で太鼓が暗示になってるのか。
内容からして子供にある種の無垢さ、汚れのなさを見出すのかと思いきやそんなつもりも全然ない感じ。ほぼX-Menのオスカルがナチの統治下にあっても被差別側でなく体制側のプロパガンダの方に組み入っている。

割とVガンダムがやろうとしてたのはこの映画なのかもしれないとも何となく思う。
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