しらすごはん

ブリキの太鼓のしらすごはんのレビュー・感想・評価

ブリキの太鼓(1979年製作の映画)
3.6

Amazonプライム動画配信で観ました。

こういう名作を手軽に観られる時代になったのですね。

ギュンター・グラスの同名小説を基にした映画です。

寓意に満ちた物語。

ところどころに毒あり。

主人公が、戦争やファシズムの時代を生き抜きながら、独特の視点で世界を見つめていきます。

そして、人間の本質を感知する姿を描いています。

主人公オスカーは、こまっしゃくれていて、子どもの嫌な面を凝縮して持っているような少年→青年ですが、彼の行動に目を離せなくなりますね。

今作をきっかけに、ダンツィヒの歴史もちょっと調べてみました。


映画は、第二次世界大戦前後のドイツのダンツィが舞台。

3歳の誕生日、オスカーは成長を止めることを決意します。

大人の嫌な側面を見たため、自ら成長を拒否したため。

オスカーは、ブリキの太鼓にこだわりを持ち、常に持ち歩いています。

壊れたら、修理してもらったり、新しい太鼓を買ってもらっています。

また、オスカーは奇声をあげるとガラスを割れる特殊能力を持っていました。

〔これが後にちょっと役立ちます〕

ダンツィヒの社会が右傾化していくなか、ドイツはダンツィヒに侵攻し、第二次世界大戦が始まりました。

オスカーは、3歳の体で、極めて困難な時代をどう生き延びていくのでしょうか…
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