ここにーる

ブリキの太鼓のここにーるのレビュー・感想・評価

ブリキの太鼓(1979年製作の映画)
4.5
高1のとき以来の再鑑賞、凄かった。途中から真面目に見るのが馬鹿馬鹿しくなって勘に任せて"絵ヂカラ"だけを眺めるしかなくて。今だと児童ポルノで叩かれる畏れがある。反戦映画とかそんなの超えてて人間の業の深さを描いてると思うのだ。太鼓叩きの少年オスカルの目がレクター博士演じるアンソニー・ホプキンスまたは欲望のデヴィッド・ヘミングスのようにも思えて。狂気と哀しみの目。結局は事の顛末を全部ばあさんの渇いた目が見てるというね。ポーランド美少女の手のひらに粉ジュース乗せて唾で液状化させてそれを飲み回すシーン、あれはまじでヤられる。