バニラアイス

潜水服は蝶の夢を見るのバニラアイスのネタバレレビュー・内容・結末

潜水服は蝶の夢を見る(2007年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

「僕はもう自分を憐れむのはやめた」
大好きな言葉。障害者となって体の自由が効かず、言葉も喋れない、意識だけがある状態の主人公は、自分こそが世界一の不幸者だと憐れんでいる状態だった。
けれど「やめだ」と己を憐れむ行為やめて、まばたきで意思疎通をし、記事を書くという選択をした。私はこの彼の選択が大好きだ。自分自身を不幸と憐れまなければ苦しい状態になることは誰だってある。自分が受け入れられない。脱しようとした彼の行動を尊敬する。