JTKの映画メモ

小さな恋のメロディのJTKの映画メモのレビュー・感想・評価

小さな恋のメロディ(1971年製作の映画)
4.8
子供の頃テレビで初めて観て以来数回は観ているが劇場で観るのは今回が初。当たり前だが劇場で観た方が数段いい。また、いい映画は色褪せることなく何回観てもいい。この他愛ない初恋映画が何でこんなにいいんだろう。不思議だ。
あくまで純真で無垢な少年少女と管理主義で無理解な大人たちという単純な対立構造を軸にしながら画面から溢れんばかりの瑞々しい描写とその背景に流れるビー・ジーズやCSN&Yの美メロの数々。子供の頃観た時はマーク・レスターに重ねてトレイシー・ハイドに恋をし、大人になってからは2度とは訪れない初恋の甘酸っぱさへの郷愁なのか、トロッコのとことか胸がキュンキュンして仕方が無かった。言ってて恥ずかしいがね。(苦笑)
いや、ホントに素晴らしかった。
経年劣化で薄汚れた魂を浄化する為に5年に一度くらいは観てみたい、そんな宝物のような作品。