このレビューはネタバレを含みます
小さな恋のメロディといえばブランキー。ベンジーの血はこいつでできてるらしい。納得。幸福な時間だった。
主役の2人は天使のようで、微笑ましく応援したくなる。しかし、僕が感情移入したのは、その男友達の方だ。少年から大人になるにつれ、いつまでも男友達とばかりで遊んではいられない。恋人と過ごす時間に比重が傾いてゆく。そういうものだ。それがなんとなくわかっていながら、友達をとられてしまったようで苛立つ。変化に戸惑っているのだ。とてもよくわかる。殴り合いの喧嘩をしてもすぐに自分から謝る。そして、友の幸せを祝福する。彼も大人になったのだ。