HarukaNakazawa

フレンチ・カンカンのHarukaNakazawaのレビュー・感想・評価

フレンチ・カンカン(1954年製作の映画)
3.7
喧嘩っぱやさと騒々しさに鼻白みつつも、圧巻のラストでぐぐっと満足感が上がる構成。ちょっとダルく感じる前半〜中盤を観てこそ、最後のカンカン大団円の厚みが楽しめると言うもの。エディット・ピアフの歌も長尺で堪能できるし、マリア・フェリックスの圧倒的な美も見所。その他、存在感のある王子の配役と、ニニとダングラールの視線が交わらなくなるカットも好き。
割と品のないフレンチ・カンカンを妻(予定)に踊ってほしくないポールの気持ちは分かるよな〜。