Jumblesoul

フレンチ・カンカンのJumblesoulのレビュー・感想・評価

フレンチ・カンカン(1954年製作の映画)
3.5
ジャン・ルノワール監督、主演ジャン・ギャバンのコンビによる、パリの名所ムーラン・ルージュを舞台にしたミュージカル・ドラマ。デジタル修復されたものなのか、55年の作品とは思われない綺麗な映像が楽しめる。
ギャバンが労働者やギャング、刑事でもなく、キャバレーの支配人役というのが新鮮。ヒロインのダンサー役で『ヘッドライト』でもギャバンと共演するフランソワーズ・アルヌール。
大半はベタな三角関係メロドラマなので退屈だが、終盤のダンス・シーンは正に圧巻!ダンスというよりは、新体操の団体競技みたいなアクロバチックな動きを。重そうなドレスを着ながらなので、余程の体力がないとできないものだろう。
楽しみにしていたエディット・ピアフは、ステージで歌う場面で一瞬だけの出演。もう少し長く見たかった。
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