ロミー・シュナイダー…立て続けに３作目…ෆ*

今作のロミーは元カレを忘れられず…その面影を自分の息子に投影…歪んだ愛情を育みます…。

冒頭で映し出されるフランシス(ロミー・シュナイダー)の回想シーン…恋人メーサーとの懐かしい思い出…そして彼の不慮の死…。

その彼と重なるように映し出されるフランシスの息子ジェームズ(デニス・ウォーターマン)は高校生…そして夫ロバートは実業家…彼女は何不自由なく暮らしています…ただ深い悲しみは癒やされません…。

真っ赤な映像のメーサーの姿が時折カットインされ、フランシスの中で精神のバランスが崩れていく様子を描きます…そして幻想の中の異常な情愛を現実の息子に向けます…。

ただ、夫ロバートはふたりの関係を知りつつも、それをどうすることも出来ず…従順な秘書に癒しを求めるクズさっぷり…。

そんな頃ジェームズはBBC TV に勤めるジュリーという女性と出会い、新しい愛が始まります…。彼女がテムズ川のハウスボートで生活しているのもとても面白い…。

そしてある日…ジェームズの進学のことでロバートとフランシスは揉め…大変な展開へ…。


　　〜〜〜⚠︎以下ネタバレ含みます⚠︎〜〜〜








激昂したロバートの暴力から逃れたフランシスはジェームズと一緒に車で逃走…ロバートも車で追いかけます…真夜中のカーチェイス…。

そして…ジェームズは父親ロバートを撲殺…。

果たして裁判の行方は…?? そして明らかになる衝撃的なラスト…。


今作のロミーはどんどん精神が壊れていく様が見もの…衣装はブルジョワジーらしくエレガントで相変わらずの美しさでした…私的には裁判シーンで魅せた清楚な凛とした姿が眩しかったです…。

また、今作の重たいストーリーとはアンバランスの爽やかな音楽もとても素敵…。

何故誰も観ていないのか…不思議!!


✎︎ YouTube (独語音声、英語字幕)ですෆ*

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