Jimmy

ゲット・ラウド ジ・エッジ、ジミー・ペイジ、ジャック・ホワイト×ライフ×ギターのJimmyのレビュー・感想・評価

3.5
この映画、「ギターから人生を考えるドキュメンタリー風映画」であり、出演者は(主に)3人のギタリストである。
ジミー・ペイジ、ジ・エッジ、ジャック・ホワイトの3人。やはり、ジミー・ペイジが圧倒的存在感で貫録あり。
(自分は、カヴァーデイル・ペイジとして来日公演を行った武道館で観ている。)

この作品では、3人をわりと万遍なく描いているが、自分としてはどうしてもジミー・ペイジの登場シーンに集中力を使った。U2というバンドも割と聴くバンドなので、ジ・エッジのエフェクター大好きギターも楽しい。
ジャック・ホワイトは初めて見るギタリストで曲も知らない。

○以下、印象的シーンをピックアップ
★ギターカッティング激しいジミー・ペイジの「ランブル・オン」をギターのみ演奏場面
★U2の「約束の地」のデモテープは面白く、ライブ映像につながる場面。そして、「U2は最初下手だったよ」というジ・エッジの発言に続いての(初期ビデオによる)「ストリート・ミッション」の場面
★ZEPの「ハウ・メニー・モア・タイムズ」(白黒映像)に続いて、「レビー・ブレイク」ではボンゾのドラムを置いたのが天井高い玄関で「広がりのある音を録音できた」というジミー・ペイジによる紹介。
★「限りなき戦い」をマンドリンのようなギターで弾くジミー・ペイジ
★3人のスタジオ・セッションしたU2の「アイ・ウィル・フォロー」
★ジミー・ペイジが15歳の時の「ハッシュ・ユア・マウス」の紹介場面
★スタジオでジミー・ペイジが弾く「胸いっぱいの愛を」に見入るジ・エッジ
★ヤードバーズ時代のカラー映像「ハートせつなく」のサイケデリック衣装
★ZEPライヴの「天国への階段」のギターソロ
★3人でセッションするボトルネック奏法による「死にかけて」
等々、見どころたくさんあり過ぎ。

3人のギタリストの「ギター愛」が伝わって来た。
ロック・ミュージック好き、ギター好きには堪らない映画である。
Jimmy

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