あしからず

あるじのあしからずのレビュー・感想・評価

あるじ(1925年製作の映画)
4.0
家庭で暴君のように振る舞う父親への警告は未だ現在に通じてしまうし、シスターフッドの描写が既にあることに感嘆と旧態依然を感じながら、市井の暮らしを真摯に描いた現代劇をドライヤーが主題に選んだ効果は当時の反響をみても大きい。教訓性は強強だけど絵画的な室内劇の完成度と乳母役のマチルデ・ニールセンの存在がキーパーソンとして胸熱。誰も敵わない最強マッス。早く本作が良い意味で過去の遺物となって欲しい
あしからず

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