連続強姦殺人鬼に襲われ
なんとか逃げおおせたものの
転落して頭を打ち
”人の顔を認識する能力” を失って
この世で唯一
犯人を見た人物でありながら
恋人と犯人の区別すらつかない…
ミラ・ジョヴォヴィッチ主演の
ドストレートなサスペンスでした。
主人公視点のとき
見慣れたはずの人も
全くの別人で出てくるので
その恐怖を一緒に体感できる手法が
すごくよかったと思います。
めちゃくちゃ混乱しましたもん。
第三者ですら不安になるんですから
こんなのが自分の恋人や
親友や親に起こるなんて100％悲劇。
しかも
連続殺人鬼に追われているときに。
とはいえ
あたしがヒロインなら
せっかくミラ・ジョヴォヴィッチの
顔に生まれたのに
鏡に映る自分の顔も毎回違って見えることに
一番泣けると思う（笑）
総評で
後半にかけて失速…というのは
たしかに否めないんですけど
個人的には好きなラストでした。
少なくとも
”もう一度犯人に襲われかけたときに
最初のときと同じように頭を打って
そのショックで顔が識別できるようになり、
持っていた銃でしっかり仕留める”
というような
B級サスペンスの王道展開の
10倍はよかったです。
