チャニング・テイタム目当てで鑑賞。
紀元140年。ローマ軍団の指揮官マーカス(チャニング・テイタム)は敵に奪われた軍団の象徴"鷲の黄金像"を奪回するため、ブリトン人奴隷のエスカ(ジェイミー・ベル)と二人で敵の陣地に乗り込む。
アメリカ人がローマ人、イギリス人が敵対する部族を演じている本作。先住民役の俳優たちのメイクが凄まじく、とても恐ろしく描かれていた。
チャニング・テイタムは本作でもオーラがビシビシで、"痛い"や"苦しい"といった演技は特に凄かったけれど、この作品に関してだけ言えば主役が違う俳優であったならばまた違ったものになっただろうという考えが否めない。チャニングは今風すぎてこの時代の役柄には不向きな気がした。
逆に奴隷役のジェイミー・ベルは空気感が作品にマッチしていたと思う。どことなくトム・ホランドを彷彿とさせるルックスは汚い格好の中に気品を感じた。
チャニングとジェイミーが先住民と戦うシーンの迫力はこの作品のハイライトだと思う。さすが1日に4〜5時間練習させられただけある。