TakuoAoyama

第九軍団のワシのTakuoAoyamaのネタバレレビュー・内容・結末

第九軍団のワシ(2010年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

西暦120年。ローマ帝国の第九軍団がブリタニアの北の平定に出撃した。軍団は二度と戻らなかった。5千人の兵士と共に軍団の紋章のワシも消えた。
この失態を憂い、時の皇帝ハドリアヌスは北部と断絶すべく、長城の建設を命じた。
ハドリアヌスの長城は文明世界の果てとなった。

この史実を基にした、美しい大自然の景色と様々な部族のルックスが印象的な映画。

第九軍団を潰した、敵から逃げたと言われた軍隊長の父の汚名返上、そして自らの生きる糧と帝国の誇りのために、ローマ軍を憎むブリトン人の奴隷エスカとたった二人で長城を目指し、消滅した第九軍団の行方を確かめに行くマーカス隊長。

ローマ軍と各部族の争いももちろん見物だが、マーカスとエスカの関係が好み。
相容れない人種であり、いつ裏切られるかも分からない関係性にハラハラしつつも、助け合い
、信じ合い、途中からは奴隷を解放し、主従関係のない対等な立場で共に闘う。

ラストは生き残りの第九軍団を見つけ、ワシの紋章を奪還し、第九軍団は復活へと。

第九軍団のワシと共に。
TakuoAoyama

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